地域住民と共に認知症を考える/竹田綜合病院

地域住民と共に認知症を考える/竹田綜合病院

竹田オープンホスピタル2025において、認知症疾患医療センターとしてFACEDUOを活用し、地域住民向けに認知症の方との接し方の理解を啓発しました。

イベント概要

7月26日(土)12:00~15:30、福島県会津若松市にある竹田綜合病院にて、毎年恒例の「竹田オープンホスピタル」が開催されました。今年も約670名の地域住民の方々が訪れ、盛大に実施されました。このイベントは、地域の小・中学生・高校生とそのご家族を対象に、医療従事者の仕事への理解を促し、関心を持っていただくことを目的として企画されています。

認知症啓発の取り組み

認知症疾患医療センターは、毎年認知症啓発ブースを出展しており、これまでは職員によるロールプレイを通じて啓発活動を行ってきました。今年は新たな試みとして、FACEDUO認知症ケア支援VRを活用しました。その結果、例年を上回る300名以上の方々にブースへお立ち寄りいただき、「認知症の方の気持ち」や「接し方」を学ぶ機会を提供することができました。

体験者の声

体験者は、小・中学生とそのご家族を中心に、以下のような感想をいただきました

【認知症の方への対応について】
・「優しく接していきたい」
・「介護される側の思い、くせをつかむことが大切だと思った」
・「考え方や目線などをリアルに体験でき、自分が思っている以上に大変だと分かった」
・「穏やかに話すのは家族だと難しかったりするので、普段から穏やかになる練習をしていきたい」

【認知症の方の理解】
・「おじいちゃんの気持ちが分かった気がする」
・「病気の特性がわかると介護しやすくなるかもしれないと感じた」
・「身近な方に認知症の方はいないが、今後学ぶ機会を増やしていきたい」
・「家族に認知症はいないのですが、今後役立つと思い、参加しました」

アンケート結果

FACEDUO体験を通じて、「認知症の方の気持ちの理解」や「接し方」について非常に高い評価をいただきました。

認知症の方の気持ちの理解:「役立った」または「やや役立った」回答:95.48%(201名)
認知症の方への接し方:「役立った」または「やや役立った」回答:94.47%(201名)

竹田オープンホスピタル2025

認知症ケア支援VRに関するお問い合わせがございましたら、下記ボタンよりご連絡下さい。