FAQ

サービス概要

VR(バーチャルリアリティ)とは

360度、全部見える“別世界に自分が立っているかのような”体験ができる装置を言います。

VR(バーチャルリアリティ)のメリットとは

大学や研究機関での研究データから学習速度は講義の4倍、記憶に3倍残りやすいことが報告されています。主観視点では自分がVRの世界に入り込み、主人公になったかのような体験ができ、文字や言葉だけではイメージが難しいような場合にも、認知負荷の低いVRを用いる事で正しく状況の理解を進める事が可能になります。

医療施設以外での使用は可能か

医療施設ならびに就労支援施設などの福祉施設において使用可能です。

VRの安全性

一般的に、VRゴーグルを装着するため、気分不快を感じる可能性はあります。その場合には使用を中断して頂きますようお願い致します。

ご利用プランについて

選択された1ジャンルが利用可能なFACEDUOベースプランと、すべてのジャンルが利用可能なフルプランがあります。それぞれのプランにあるコンテンツは使い放題の定額制です。

1ジャンルとは

ソーシャルスキルトレーニング、感情認知トレーニングをそれぞれ1ジャンルとしています

ゴーグルを着用せずにタブレット画面で実施することは可能か。

VRを通して体験して頂くことを前提に開発されています。つまり、VRによる利点を活用したシステムです。推奨しませんが、画面で見ることは可能です。

どの患者さんがどのコンテンツを体験したのか、自動で記録できるツールはあるか。

マイページ機能には、利用者ごとの視聴履歴や視線データの記録があり、閲覧が可能。申し送り事項として、コメントも記載できるため利用者とのコミュニケーションにも活用できます。

購入・ご利用対象となる方について

統合失調症以外の患者に対して使用しても良いか

統合失調症の患者以外でも幅広く使用いただいております。

患者(当事者)のみで使用可能か

本製品は支援者のもとで患者(当事者)が体験するツールです。支援者不在のもとで、患者(当事者)単独での使用はお控えください。

重症度により使用に適さない患者はいるか

幻覚・妄想が激しい、興奮を呈しているなど、急性期状態の患者には適していません。精神症状が落ち着き、社会復帰訓練を行う患者を対象としています。

実施する支援者は誰でもいいのか。スタッフの職種(看護師、精神保健福祉士など)に決まりはあるか。

スタッフの職種を問いません。

代理店を介した販売は可能か

代理店を介した販売はありません、WEBサイトからの申し込みとなります。

契約お手続き・プラン変更・ご請求

申し込み方法

申し込みフォーム(WEB)に必要事項を入力いただきます。後日、口座振込の手続きに関するメールが送付されますのでご入力いただき、郵送にてご返送いただき本申し込みが完了となります。
料金

申し込みから納期までどの位かかるか

おおよそ2週間で機材等一式をお届けするように作業しております。
詳細は、導入開始までの流れをご覧下さい。

プランについて

FACEDUOベースプラン(利用したいジャンルを選択)とFACEDUOフルプラン(すべてのジャンルが利用可能)があります。
詳しくは料金ページをご覧ください。
詳しくは料金ページをご覧ください。

1アカウントに対しVRゴーグルの購入・契約台数の制限はあるか

制限はありません。

FACEDUOとJolly Good+を同時に契約を考えているが、アカウント開設費やVR費用は別々に必要か

契約は別々(FACEDUOは大塚製薬、Jolly Good+はジョリーグッドとの契約)となります。

既にJolly Good+を契約しているが、FACEDUOを契約する際はコンテンツ使用料のみ追加で良いか

FACEDUOをご利用頂くために、大塚製薬と新規の契約が必要となります。(アカウント開設料も改めて発生)

プランを変更したい/同時接続数を追加したい

契約内容の変更(プラン変更・プランキャンセル)を希望される場合はFACEDUO製品サイトにある申込フォームよりお手続ください。当社所定のお手続を15日にまでに実施することで翌月1日から変更することが可能です。なお、プラン変更した場合も、当月末までは、変更前の利用プランで本サービスを利用頂けます。

VRゴーグルを追加したい

VRゴーグルの台数を追加したい場合は、FACEDUO公式ページにある「契約申し込み」フォームよりVR台数追加の申込みをお願い致します。

アカウント/契約を追加したい

FACEDUOをご利用のお客様でアカウントなどを追加したい場合は、FACEDUO公式ページにある「追加申し込み」フォームより追加したい内容の申込みをお願い致します。

支払い方法の変更をしたい

支払方法は原則として、口座振替のみです。

解約をしたい

FACEDUO事務局までご連絡ください。FACEDUO事務局:cs_faceduo@otsuka.jp

月の途中で解約した場合、返金してもらえるのか

お客様が解約手続をした場合、当月末(契約を契約月の15日までに行った場合)或いは、翌月15日まで(契約を契約月の16日以降に行った場合)は解約前の利用プランで本サービスを利用することができます。返金は原則ありません。

本契約前のお試し期間はありますか

デモ用機器のレンタルサービスがございます(期間:2週間)。FACEDUO事務局までお問い合わせください。FACEDUO事務局:cs_faceduo@otsuka.jp

契約内容を確認したい

ご契約者様が利用可能なマイページ https://mypage.faceduo.jp/ にログイン後、マイページ内のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連企業・団体

開発会社

高度なVR映像技術をもつ(株)ジョリーグッドと、精神科領域に豊富な知識と経験・ネットワークをもつ大塚製薬(株)が協力し、開発しました。

(株)ジョリーグッドとは

VRとAIテクノロジーを必要としている方向けに有用な製品を開発・提供する会社。手術を術者目線で360度体験できるVR臨床教育プラットフォーム「オペクラウドVR」などを開発しています。

大塚製薬とジョリーグッドの関係(位置づけ)は

両社で製品開発を行い、製造は(株)ジョリーグッド、販売は大塚製薬(株)となります。

医療エビデンス

臨床で使用した場合に診療報酬を算定することは可能か

非医療機器であり、保険適用されていません。

臨床試験の実施により有効性と安全性は検証されているか

本製品は臨床試験を実施していません。

機器の操作・導入準備

FACEDUOを使用するにあたり、講習などを受講する必要があるか

講習を受講しないと使用できないといった制限はありません。ただし、FACEDUOを効果的に使用して頂くため、オンラインセミナーや講習を実施しています。

どのような環境下で実施する事を想定しているか(入院、外来、デイケアなど)

精神科デイケア、作業療法、就労・生活支援センター、就労移行支援事業所、就労継続支援A型・B型事業所、自立訓練事業所、地域活動支援センターなどで実施を想定しています。

iPadの推奨バージョンと容量

iPad 第9世代以上(256GBモデル) を想定
OS: iPadOS 15.0以上
空き容量: 2GB 以上です。

iPadとVRゴーグル以外に必要な機材はあるか

VRで実践している映像を多数で共有する場合、液晶プロジェクター等(モニター)やiPadを液晶プロジェクター等(モニター)に接続するコネクターをご用意下さい。

デジタルツールを活用するのは初めてで、得意な人間がいないため、直接FACEDUOの使い方について教えて貰えないか

契約者が利用するFACEDUOマイページにおいて、動画で使用方法を分かりやすく解説しています。セッティングや使用方法に関してオンラインでのサポートも行います。

MACやiphoneでの操作はできないのか

支援者側のツールはiPadでの操作のみ可能です。

液晶プロジェクターで上映する際、スピーカーは必要か

スピーカー内蔵のプロジェクターであれば不要ですが、機種により異なるため事前に御確認ください。

落下・事故防止のために予め気を付けておくべき事はあるか

VRについているバンドをしっかり装着することで、落下を防ぐ対策となります。

SST(ソーシャルスキルトレーニング)VRについて

製品の概要

ソーシャルスキルトレーニングVRは社会生活の様々な場面をリアルに体験するバーチャルリアリティの環境下、現実空間を教材にした専門医監修の社会スキルトレーニングを支援するプログラムです。

開発の経緯

精神科治療において、薬物によるアプローチとSSTを含めた精神療法、心理社会的介入の両者が重要であると言われていますが、臨床において専門家が不在である、リソースが限られるなどの理由により後者の実施が十分であるとは言えず、専門家の監修に基づく、簡便でより実践的なSSTを支援するツールが必要と考え、本製品の開発に至りました。

SST普及協会とは

SST普及協会は、SST(Social Skills Training:社会生活スキルトレーニング)の普及と様々な生きづらさを抱える人たちの生活機能を向上することを目的として、1995年に設立されました。当協会は毎年経験交流ワークショップ、認定講師研修会、学術集会を開催し、SSTニューズレターを発行しています。

製品の位置づけを知りたい

本システムは非医療機器です。本システムはSST(及びリハビリテーション)の補助を目的としたVRを用いたSST支援プログラムです。

製品を開発する際に参考とした資料はあるか

わかりやすいSSTステップガイド:統合失調症を持つ人の援助に生かす(アラン・ベック著)、日本版SILS自立生活技能プログラム(池淵恵美 , 安西信雄, 佐藤珠江著)、仕事だいじょうぶの本(北岡祐子著)などSSTのテキスト等を参考にしています。

医学的な監修をどのように受けているのか

本製品は精神科専門医で認知行動療法のスーパーバイザーである専門家(蟹江絢子医師)による構成、ならびにSST普及協会の指導・監修に基づき開発しました。

FACEDUOのメリット(VRでSSTを実施するメリット)を教えてほしい

1) 当事者が「視聴」をベースにした説明を支援者・別の参加者から受けたとしても、同じ場面をイメージする事は難しいです。VRでは仮想の「体験」が出来るため場面の理解が容易になり、内容を自分ごと化することができます。 2) 当事者自身が主体的に体験することで、VR活用はより能動的な学習となります。また、VR上でのロールプレイによって行動学習を深めていくことにも寄与します。 3) 当事者本人の視点と客観的な視点から体験を振り返ることができるので、その場の状況についてだけではなく、相手からどのように見えているのかについても理解を深めることができます。

SST-VRを使用したSSTプログラムは何人まで実施可能か

通常のSSTと同様に実施することを推奨しています(通常、6~12名が一つのグループとなり実施されています)。

治療段階3つ(日常生活の準備編、日常生活編、仕事編)のカテゴリーを設定した理由を教えてほしい

FACEDUOの対象となる患者の状況に併せて、必要なスキル、難易度などを考慮して3つに設定されています。

1つのコンテンツが何故3つのステップ(状況体験・アドバイス・実践)に分かれているか

従来のSSTの流れを踏襲したコンテンツ構成となっています。はじめにテーマとなるスキルが必要となる場面を体験し、次にどのようなスキルを身につけることが重要かを学び、得たアドバイスをもとにVR上でロールプレイを行う流れとなっています。

3つのステップ(状況体験・アドバイス・実践)を必ず実施しないとならないか

必ずしも3ステップすべて実施する必要はありません。SST-VRでは基礎的な場面やイメージのしづらい場面の体験を用いてトレーニングを実施します。個別最適化可能な、人対人のロールプレイと合わせて実施することで効果的なトレーニングの実現を目指しています。

コンテンツの各ステップの所要時間は

およそ5~7分です。

今後コンテンツは増えるか

現在FACEDUOは様々なコンテンツを開発中で、順次公開されます。追加されたコンテンツは、公式ホームページのお知らせ欄で御確認いただけます。

ひきこもり家族支援VRについて

開発の経緯は

「社会的ひきこもり」は、6ヶ月以上にわたり就労・学業など社会参加を回避し自宅に留まっている現象であり、国内では140万人以上の方々がひきこもり状態にあると推計されています。ひきこもりの背景としてうつ病など精神疾患の併存が珍しくありません。精神疾患やひきこもりに対する偏見や誤解のために、本人ばかりでなく家族も相談機関や精神科などの医療機関への来所・受診をためらい、見て見ぬふりをしてしまうことが少なくありません。その結果ひきこもり支援の開始が大幅に遅れ、8050問題など長期化・高齢化が社会問題となっています。私たちは家族がひきこもりや精神疾患への理解を深め、ひきこもる本人の来所・受診がスムーズに進むことを願い、家族からの声かけなど具体的な対話スキルを習得できるように、ロールプレイを盛り込んだVRプログラムを開発しました。

製品を開発する際に参考とした資料はあるか

九州大学ひきこもり外来における知見、MHFAやCRAFTを参考にコンテンツを作成しています。

医学的な監修をどのように受けているのか

本製品は九州大学医学研究院精神病態医学分野 准教授/ひきこもり研究ラボ@九州大学 代表である加藤隆弘先生の指導・監修に基づき開発しました。

FACEDUOのメリット(VRでひきこもり家族支援を実施するメリット)を教えてほしい

ご家族が、視点を入れ替えたVR体験を行うことで、ひきこもり者本人への対応を振り返り、コミュニケーションへの気づきを促し、家庭内における当事者との関係性改善をサポートします。また、FACEDUOはソーシャルスキルを学ぶことのできるSSTコンテンツも豊富にご用意しておりますので、ひきこもり本人への支援に関してもサポートすることができます。

家族のみで使用可能か

本製品は支援者のもとでご家族が体験するツールです。支援者不在のもとで、ご家族単独での使用はお控えください。

FACEDUOを使用したひきこもり家族支援プログラムは何人まで実施可能か

特に決まりはありません。

医療施設以外での使用は可能か

ひきこもり家族支援に携わられている医療・福祉・行政機関にて使用可能です。

コンテンツとテーマはどのように決めたのか

九州大学ひきこもり外来における知見、MHFAやCRAFTを参考にコンテンツを作成しています。3つのコンテンツは順番に使うことを想定しており、それぞれがひきこもり家族支援において大切なステップです。

1つのコンテンツが何故3つのステップ(状況体験・アドバイス・実践)に分かれているか

はじめにテーマとなるスキルが必要となる場面を体験し、次にどのようなスキルを身につけることが重要かを学び、得たアドバイスをもとにVR上でロールプレイを行う流れとなっています。

3つのステップ(状況体験・アドバイス・実践)を必ず実施しないとならないか

3つのステップを実施していただくことを推奨しています。

コンテンツの各ステップの所要時間は

およそ5~7分です。

今後コンテンツは増えるか

導入されたご施設のニーズ等に応じ、コンテンツの開発を検討します。

感情認知トレーニングVRについて

製品の概要

FACEDUOは社会認知に重要な感情認知をトレーニングするVRプログラムです。

開発の経緯は

社会機能を改善するには、記憶力や注意力、判断力といった神経認知と呼ばれる機能の改善に加えて、相手の感情や考えや行動の意図を推測する力の社会認知と呼ばれる機能の改善の寄与する割合が多いとされ、本邦ではSCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)等が実施されています。
しかし、臨床において専門家が不在である、リソースが限られるなどの理由により実施が十分であるとは言えず、専門家の監修に基づく、簡便でより実践的な感情認知トレーニングを支援するツールが必要と考え、本製品の開発に至りました。

医学的な監修をどのように受けているのか

本製品は、精神科専門医で認知行動療法のスーパーバイザーである蟹江絢子先生の構成と、国立精神・神経医療研究センター 理事長・総長 中込和幸先生と、東邦大学医学部精神神経医学講座社会実装精神医学講座 教授 根本隆洋先生の監修によりプログラムを開発しています。

FACEDUOのメリット(VRで感情認知トレーニングを実施するメリット)を教えてほしい

リアルな場面が体験できるVRコンテンツに加え、支援者用の「活用の手引き」、学習者用のワークシートなど経験の少ないスタッフでも支援が可能となるサポートツールが充実しています。

FACEDUOを使用した感情認知プログラムは何人まで実施可能か

特に決まりはありません。

StepA~StepDまで分かれている理由はなぜか

それぞれの感情の「言葉、表情、声・仕草、共感」を学ぶことで、感情の表情・声・特徴を学習しやすいと考えられるためです。

コンテンツの各ステップの所要時間は

およそ20分程度です。

今後コンテンツは増えるか

導入されたご施設のニーズ等に応じ、コンテンツの開発を検討します。