FAQ よくあるお問い合わせ
シーン種別
購入・ご利用対象となる方について
重症度により使用に適さない患者はいるか
幻覚・妄想が激しい、興奮を呈しているなど、急性期状態の患者には適していません。精神症状が落ち着き、社会復帰訓練を行う患者を対象としています。
統合失調症以外の患者に対して使用しても良いか
FACEDUO(統合失調症対象)のコンテンツは統合失調症患者を対象としています。今後、うつ病対象(新規ジャンル)も開発検討中です。
代理店を介した販売は可能か
代理店を介した販売はありません、WEBサイトからの申し込みとなります。
患者(当事者)のみで使用可能か
本製品は支援者のもとで患者(当事者)が体験するツールです。支援者不在のもとで、患者単独での使用はお控えください。
SST-VRを使用したSSTプログラムは何人まで実施可能か
通常のSSTと同様に実施することを推奨しています(通常、6~12名が一つのグループとなり実施されています)。
実施する支援者は誰でもいいのか。スタッフの職種(看護師、精神保健福祉士など)に決まりはあるか。
SSTを実施する支援者であれば職種を問いません。
契約お手続き・プラン変更・ご請求について
申し込み方法
申し込みフォーム(WEB)に必要事項に記入頂き、その後施設と契約などを行います。
申し込みから納期までどの位かかるか
おおよそ1-2週間でお届けするように作業しています。
1アカウントに対しVRゴーグルの購入・契約台数の制限はあるか
制限はありません、ただし接続するVRゴーグルが多くなると、VRの画面を確認するなどの個々の患者の実施場面を追うことが難しくなります。
FACEDUOとJolly Good+を同時に契約を考えているが、アカウント開設費やVR費用は別々に必要か
契約は別々(FACEDUOは大塚製薬、Jolly Good+はジョリーグッドとの契約)となります。
既にJolly Good+を契約しているが、FACEDUOを契約する際はコンテンツ使用料のみ追加で良いか
FACEDUOをご利用頂くために、大塚製薬と新規の契約が必要となります。(アカウント開設料も改めて発生)
関連企業・団体
開発の経緯
精神科治療において、薬物によるアプローチとSSTを含めた精神療法、心理社会的介入の両者が重要であると言われていますが、臨床において専門家が不在である、リソースが限られるなどの理由により後者の実施が十分であるとは言えず、専門家の監修に基づく、簡便でより実践的なSSTを支援するツールが必要と考え、本製品の開発に至りました。
開発会社
高度なVR映像技術をもつ(株)ジョリーグッドと、精神科領域に豊富な知識と経験・ネットワークをもつ大塚製薬(株)が協力し、開発しました。
(株)ジョリーグッドとは
VRとAIテクノロジーを必要としている方向けに有用な製品を開発・提供する会社。手術を術者目線で360度体験できるVR臨床教育プラットフォーム「オペクラウドVR」、発達障害向けソーシャルスキルトレーニングVR「emou」、などを開発しています。
大塚製薬とジョリーグッドの関係(位置づけ)は
両社で製品開発を行い、製造は(株)ジョリーグッド、販売は大塚製薬(株)となります。
SST普及協会とは
SST普及協会は、SST(Social Skills Training:社会生活スキルトレーニング)の普及と様々な生きづらさを抱える人たちの生活機能を向上することを目的として、1995年に設立されました。当協会は毎年経験交流ワークショップ、認定講師研修会、学術集会を開催し、SSTニューズレターを発行しています。
医療エビデンス
当局より承認された医療機器なのか
本製品はクラスⅠ相当のプログラムである非医療機器です。本製品はSST(及びリハビリテーション)の補助を目的としたVRを用いたSST支援プログラムです。
クラスⅠ相当のプログラムである非医療機器とは何か
薬機法で定めた医療機器の定義に該当する場合であっても、製品の機能に障害等が生じた際に人の生命及び健康に影響を与えるおそれがほとんどない、一般医療機器(クラスⅠ)相当のリスクを超えることはないと判断されるプログラム。
臨床で使用した場合に診療報酬を算定することは可能か
本製品はクラスⅠ相当のプログラムである非医療機器であり、保険適用されていません。
製品を開発する際に参考とした資料はあるか
わかりやすいSSTステップガイド:統合失調症を持つ人の援助に生かす(アラン・ベック著)、日本版SILS自立生活技能プログラム(池淵恵美 , 安西信雄, 佐藤珠江著)、仕事だいじょうぶの本(北本祐子著)などSSTのテキスト等を参考にしています。
臨床試験の実施により有効性と安全性は検証されているか
本製品は臨床試験を実施していません。
医学誌等で取り上げられた事例を教えてほしい
現在、医学雑誌で取り上げられたものはありません。
機器の操作・導入準備
FACEDUOを使用するにあたり、講習などを受講する必要があるか
講習を受講しないと使用できないといった制限はありません。ただし、FACEDUOを効果的に使用して頂くため、オンラインセミナーやSST普及協会での講習を実施しています。
どのような環境下で実施することを想定していますか。(入院、外来、デイケアなど)
精神科デイケア、作業療法、就労・生活支援センター、就労移行支援事業所、就労継続支援A型・B型事業所、自立訓練事業所、地域活動支援センターなどでSSTは実施されています。
サービスを受けるにあたって必要となる環境
サービスを提供するにあたって、お客様に事前にご準備頂きたいことがございます。
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①支援者が操作するiPadをご購入頂きます。
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②院内或いは院外で使用するにあたり、Wi-Fi環境が整っている必要があります。
iPadの推奨バージョンと容量
iPad 第7世代以上(256GBモデル)を推奨
OS: iPadOS 15.0以上
CPU: Apple A10 以上
メモリ: 3GB 以上
空き容量: 2GB 以上
iPadとVRゴーグル以外に必要な機材はあるか
iPadを液晶プロジェクター等(モニター)に接続すれば、VRで実践している映像を多数で共有することが可能です。
デジタルツールを活用するのは初めてで、得意な人間がいないため、直接FACEDUOの使い方について教えて貰えないか
FACEDUOのマイページに使用方法が動画で分かり易く解説しています。また、時期は未定ですが、FACEDUOの使用方法、臨床での使用事例などを紹介するセミナーを様々用意しています。
MACやiphoneでの操作はできないのか
支援者側のツールはiPadでの操作のみ可能です。
液晶プロジェクターで上映する際、スピーカーは必要か
スピーカー内蔵のプロジェクターであれば不要ですが、機種により異なるため事前に御確認ください。
落下・事故防止のために予め気を付けておくべき事はあるか
VRについているバンドをしっかり装着することで、落下を防ぐ対策となります。
サービス概要
VR(バーチャルリアリティ)とは
360度、全部見える“別世界に自分が立っているかのような”体験ができる装置を言います。
VR(バーチャルリアリティ)のメリットとは①
大学や機関での研究データから学習速度は講義の4倍、記憶に3倍残りやすいことが報告されています。
VR(バーチャルリアリティ)のメリットとは②
VRでは、周囲を見回しながら状況を観察することができます。主観視点では自分がVRの世界に入り込み、主人公になったかのような体験が可能です。
FACEDUOのメリット(VRでSSTを実施するメリット)を教えてほしい
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1)当事者が「視聴」をベースにした説明を支援者・別の参加者から受けたとしても、同じ場面をイメージする事は難しいです。VRでは仮想の「体験」が出来るため場面の理解が容易になり、内容を自分ごと化することができます。
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2)当事者自身が主体的に体験することで、VR活用はより能動的な学習となります。また、VR上でのロールプレイによって行動学習を深めていくことにも寄与します。
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3)当事者本人の視点と客観的な視点から体験を振り返ることができるので、その場の状況についてだけではなく、相手からどのように見えているのかについても理解を深めることができます。
医療施設以外での使用は可能か
医療施設ならびに、SSTを実施する場である就労支援施設などの福祉施設においても使用可能です。
VRの安全性
一般的に、VRゴーグルを装着するため、気分不快を感じる可能性はあります。その場合には使用を中断して頂きますようお願い致します。
コンテンツとテーマはどうやって決めたのか
FACEDUOで体験するVR動画をコンテンツ、各コンテンツの内容はテーマ毎に分かれています。テーマはSSTの参考資料をもとに必要とされる生活スキルが設定されています。例:「話を聞く」、「会話に加わる」
治療段階3つ(日常生活の準備編、日常生活編、仕事編)のカテゴリーを設定した理由を教えてほしい。
FACEDUOの対象となる患者の状況に併せて、必要なスキル、難易度などを考慮して3つに設定されています。
製品の概要
SST-VR(FACEDUO)は社会生活の様々な場面をリアルに体験するバーチャルリアリティの環境下、現実空間を教材にした専門医監修の社会スキルトレーニングを支援するプログラムです。
ご利用プランについて
FACEDUO(1ジャンル)は月額利用費66,000円(税込み)でコンテンツは使い放題の定額制となっています。そのほか、初回のみアカウント開設費、VRゴーグルの費用(ゴーグル台数分)が発生します。
1ジャンルとはなにか
1ジャンルはFACEDUO(統合失調症対象)など、コンテンツの種類をジャンルとしています。今後FACEDUO(うつ病対象)など、ジャンルが増える予定です。
VRを見ている人物以外も、同じものをVRでなくグループで同時に見ることは可能か
iPadを液晶プロジェクター等(モニター)に接続すれば、VRで実践している映像を多数で共有することが可能です。例えば、1人の体験者の映像をプロジェクターで投影し、その体験者の映像をiPadを通じてモニター等で投影し、その体験に対して複数の当事者とディスカッションを実施することで集団療法での活用も可能です。
ゴーグルを着用せずにタブレット画面で実施することは可能か。
VRを通して体験して頂くことを前提に開発されています。つまり、VRによる利点を活用したシステムです。推奨しませんが、画面で見ることは可能です
どの患者さんがどのコンテンツを体験したのか、自動で記録できるツールはあるか。
マイページ機能には、利用者ごとの視聴履歴や視線データの記録があり、閲覧が可能。申し送り事項として、コメントも記載できるため利用者とのコミュニケーションにも活用できます。
コンテンツご利用方法
コンテンツの巻き戻し機能はあるか
再生した後に、動画のシークバー(データの再生箇所を表示する機能)で見たいところに移動することができます。
1つのコンテンツが何故3つのステップ(状況体験・アドバイス・実践)に分かれているか
従来のSSTの流れを踏襲したコンテンツ構成となっています。はじめにテーマとなるスキルが必要となる場面を体験し、次にどのようなスキルを身につけることが重要かを学び、得たアドバイスをもとにVR上でロールプレイを行う流れとなっています。
3つのステップ(状況体験・アドバイス・実践)を必ず実施しないとならないか
必ずしも3ステップすべて実施する必要はありません。SST-VRでは基礎的な場面やイメージのしづらい場面の体験を用いてトレーニングを実施します。個別最適化可能な、人対人のロールプレイと合わせて実施することで効果的なトレーニングの実現を目指しています。
コンテンツの各ステップの所要時間は?
およそ5~7分です。
今後コンテンツは増えるか
現在FACEDUO(統合失調症対象)はコンテンツを開発中で、順次公開されます。
どのようなコンテンツを開発中であるか
現在FACEDUO(統合失調症対象)はコンテンツを開発中で、順次公開されます。