良好な対人関係は、相手がどんな感情でいるかに気がつくことから始まります。
本トレーニングでは、「相手の感情を推測する」方法や、「相手の感情に合わせた対応をする」方法を学ぶことで、
良い対人関係を気づくための基盤を作っていきます。
人間の基本感情と言われている怒り・喜び・悲しみ・驚き・嫌悪・恐怖を学ぶ感情認知トレーニング。VR技術を用いた、臨場感のあるリアルな映像で、日常生活のさまざまな場面を体験。安心して繰り返し学習することが可能です。
それぞれの基本感情について、4つのステップで学んでいきます。
1回のセッションで1つのステップを学習し、計4回のセッションが行われます。
感情の機能や、
感情を表す言葉の種類・強度などを学びます。
感情を表す「表情」の特徴を
眉・目・口などに注目して学びます。
感情を表す特徴が、
声や仕草にどのように表れるかを学びます。
相手の感情に合わせて「共感」を示すために、
どのような声かけをすれば良いかを学びます。
本トレーニングでは「良好な人間関係を築きたい」と考えている全ての方にご利用いただけます。
状況や目的に合わせて、さまざまな学習者の方の支援にお役立てください。
訪問看護を 利用中の患者さん |
精神科に 通院中の患者さん |
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目的社会的な関わりを始める
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普段あまり人と関わりのない方が、人と関わることへの苦手意識を克服するのに役立つ可能性があります。
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デイケア・作業療法を
利用中の患者さん |
就労支援施設を
利用中の患者さん |
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目的対人関係の
関わりの質を上げる |
目的社会的な関わりを
支援する |
関わりの質を向上させたい方が、結果として長く親密に付き合える相手ができたり、仕事を円滑に進めるために役立つ可能性があります。
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VRセラピストが、VR内の進行を担当、グラフィックや効果音など、ゲーミフィケーションを取り入れ、
学習者が飽きることなく、楽しみながら前向きにトレーニングに臨める空間を設計しました。
必要に応じて、特定の場面を繰り返し体験することも可能です。
セッションは1回45〜60分で行います。
ワークシートでの予習・振り返りと、VR体験によるスキル学習で構成され、
支援者は、その前後でトレーニングを効果的にサポートします。
今回のテーマについての紹介や、前回の振り返りを行います。
学習者自身がどの程度感情について理解できているかを確認します。
学習者がVRを体験し、学習を進めます。
VR体験の前と体験後を比較して、学んだことを確認します。
要点をまとめ、次回までのホームワークを確認します。
リアルな場面体験ができるVRコンテンツに加え、支援者用の「活用の手引き」、学習者用の「ワークシート」など経験の少ないスタッフでも支援が可能となるサポートツールが充実しています。
大阪府で就労移行支援事業を行なっているワンモア豊中様に感情認知トレーニングVRが導入されています。
支援の中での活用の様子を動画でご確認いただけます。
社会認知を改善させる取り組みへの注目が高まっています。本プログラムの普及によって、社会的困惑を持つ精神疾患当事者の社会復帰・参加が促進されることを期待しています。
相手の感情を推測して、それに合わせて対応することは対人関係の構築において非常に大切なことです。まさに必要としたその支援がすぐにできます。
FACEDUOでは、「臨床での感情認知トレーニングの進行をよりスムーズにすること」を目的に、
支援者の方、患者さんにご活用いただく補助ツールを用意しています。