ひきこもり家族支援での活用

ひきこもり支援の現場で見えてきた“家族支援”の課題
“どう関わればいいかわからない”から一歩前へ
NPO法人CNSネットワーク協議会

ひきこもり支援を取り巻く課題

ひきこもり支援の現場では、当事者本人への直接的な支援が難しいことに加え、長期間にわたり寄り添い続ける家族の心理的・身体的負担が大きな課題となっています。早期介入の重要性が指摘される一方で、相談や医療機関への来所・受診が遅れ、支援が長期化しやすい現状があります。家族からは「どう声をかければよいかわからない」「良かれと思った対応が関係を悪化させてしまう」「家族だけで支え続けることに限界を感じている」といった声が多く聞かれます。また、ロールプレイなどの実践的支援は参加のハードルが高く、講義やテキスト中心の学習では実生活に活かしにくいという課題もあり、家族が安心して参加でき、体験を通じて関わり方を学べる支援手法が求められています。

ひきこもり支援を取り巻く課題

FACEDUO「ひきこもり家族支援」での
活用ポイント

関わり方を「体験」で学ぶという選択肢

私たちCNSネットワーク協議会は、ひきこもり支援の第一歩として、ご家族が「最初の支援者」としての関わり方を学ぶことが重要だと考えています。しかし、言葉だけで伝える支援方法には理解のしづらさがあり、日常場面で再現することが課題でした。そこで私たちは、専門家監修のもと開発された FACEDUO「ひきこもり家族支援VR」 を導入しました。本プログラムでは、VR空間で家庭内のやり取りを疑似体験しながら、コミュニケーションの工夫を学ぶことができます。家族視点と当事者視点を行き来する体験を通じて、感情の受け止め方や伝え方への気づきを促し、関係性の改善につながる点に価値を感じ、日々の支援に活用しています。

活用事例はこちら
関わり方を「体験」で学ぶという選択肢

実践を通じて見えてきた変化

継続的な活用を通じて、参加者からは以下のような声が寄せられています。

「本人の気持ちをまず聴くことの大切さに気づいた」
「親・子ども・自分自身、さまざまな立場で振り返ることができた」
「頑張りすぎていたことに気づき、気持ちが楽になった」
「冷静に向き合えるようになり、関係が少し変わったと感じた」
これらの声から、VRによる体験が家族自身の関わり方を見直すきっかけとなり、前向きな変化を生んでいることがうかがえます。

詳しく知りたい方はこちら
実践を通じて見えてきた変化

本人支援にも活用可能

FACEDUOは、家族支援にとどまらず、ご本人が「一歩踏み出してみよう」と思えたタイミングで、SST(ソーシャルスキルトレーニング)として本人支援にも活用可能です。コミュニケーション場面をVRで疑似体験しながら練習することで、対人不安の軽減や実生活への移行を段階的に支援でき、家族支援から本人支援へと切れ目なくつなげられる点も特長の一つです。

SSTについてはこちら
本人支援にも活用可能